GE VT-4-C (UV-211)送信管を使ったアンプを作った詳細
B電圧1000Vという怖いアンプで厳重に遮蔽をして今の所、問題なく動いています。
シャーシーは鈴蘭堂のSL-990を使っています。
GE VT-4-C の大きさがよくわかります。
現在は、RCA UV-211 で聴いています。
左に電源部(トランスはベーク盤の下です。)
ベーク盤には、VT-4-Cのヒーター用回路があり、
直流10Vの定電圧回路を付けています。
370Vの倍電圧整流で1000Vを得ています。
トランスは、ISO-TANGOのMS-UVDです。
初段用回路と出力段のB電源は別回路になって
います。
カソード抵抗にDALE(1KΩ・50W)を使って
パスコンにフイルムコンデンサー(250V・100uF)
を抱き合わせてあります。
初段は6SN7-GTBの直結で段間トランスに接続
されて、終段のドライブをしています。
ボリュームは終段のヒーター中点からカソード
を取り出すためのものです。
6SN7-GTBによる直結回路になっているため
初段のB電圧は、52Vで2段目の6SN7-GTB
のカソード電圧60Vより低い。これにより
直結が可能になる。
【主な使用部品】
01 | シャーシー | 鈴蘭堂 | SL-990 |
02 | 電源トランス | ISO-TANGO | MS-UVD |
03 | 終段用チョークトランス | ISO-TANGO | LC-5-250D |
04 | 初段用チョークトランス | ISO-TANGO | TC-60-35W |
05 | 出力トランス | ISO-TANGO | X-10SF |
06 | 段間トランス | ISO-TANGO | NC-16 |
07 | 出力管 | GE RCA | VT-4-C UV-211 |
08 | 電圧増幅管 | RCA | 6SN7-GTB |
09 | 抵抗 | DALE リケノーム RMA | |
10 | コンデンサー | ToneFactory | Spurague |
BSchで書いた回路図です。
昔のWinXPで作った物ですが
もう、無くなったのでScanで
作りました。
このアンプは音の切れがすごくいい。少し高音よりかなとも思うが低音も
かなりの物です。少しゲインが高くWE-300Bアンプとの整合のため、初段に
ボリュームをつけました。